試験について

試験名

日本店長能力検定試験 Japan Store Manager Proficiency Test

試験目的

各種店舗の店長として、総括的な専門業務知識をバランスよく習得しており、店長業務の責任と役割を果たし、チームの人材育成を通じて、顧客満足度を最大限にすることにより、店舗の長期間にわたる成長と、地域の発展に寄与する人材を認定する。

試験分野

店長として必要な能力を、5分野にまとめました。各分野の、ハイライトは、以下のようになっています。
試験問題もその分野別に作成、出題されます。

目標管理

 店舗を運営するためにまず店長が考えなければならないのが店舗目標です。店長自身の果たすべき役割、スタッフに求められる役割、それらを果すために求められる知識やスキルもこの店舗目標によって方向づけられます。
  店長はお店全体の目標がどのように推移しているのか、また各個人の目標がそれぞれどのような内容であり、それがどう進捗しているかを確認しながら、目標達成に向けて店舗を運営していきます。これが目標管理です。小売業の店長に共通して求められる5つの項目があります。
①    目標売上の獲得
②    適正利益の獲得
③    人材の育成
④    顧客満足度の向上
⑤    管理業務(現金管理、安全管理、労務管理、在庫管理、etc)
 これらが目標設定の基となるものであり、目標設定の考え方の原点と言えます。この章ではこれらを前提として目標設定の具体的な手法を紹介し、次に目標管理の手法へと導いてゆきます。

予算管理

 店舗運営することにより販売を行い売上を獲得し、更に利益を上げることによって経済社会は回ってゆきます。効果的に売上と利益をあげるためには、どのようにお金が動いているかを確認し、管理することが必要になります。つまりこれが予算管理することを意味しています。例えば、費用は変動費と固定費に分けられます。変動費とは売上の動きによって変化する経費で、固定費とは売上には関係なく一定の金額で計上される経費です。このバランスをどのようにコントロールするかが予算管理の基本と言えます。
 如何に利益を得るかを考える時、損益分岐点を知る必要があります。これは赤字と黒字の境界線でこれによりどれだけお金が使えるのか、どれだけ売上なければならないのかを知る事が出来ます。
 この章ではこれらのことを具体的に解説し、損益計算書(PL:Profit and Loss Statement)の意味を理解し、その運用について解説しています。

マーケティング&サービス

 マーケティングとはお客さまが求める価値を確実に提供することと言えます。店舗が提供した価値(商品・サービス)がお客さまが支払った代価以上であればお客さまの満足がプラスとなり、次回の来店を喚起すことができます。
 マーケティングは、市場の把握、商品知識、品揃え・メニュー、価格、ネーミング、プロモーション、マーチャンダイジングなど多様な要素で構成されており、非常に幅の広い知識と経験が必要となります。また、店舗の雰囲気、清潔感、空調、BGM、従業員の対応などサービスを考え、そのコントロールを行うことも店舗運営には欠かせません。そしてマーケティングやサービスの手法を基準として、計画をたて実践することが求められます。これがLSM、ローカルストアマーケティングです。
 この章ではこれらマーケティングとサービスに関して具体的に解説しています。

人材育成

 人材は企業にとっても店舗にとっても、その発展のカギとなる重要な資産と言えます。そしてより大きな貢献を果しながら成長を続けていくためには人材に対する育成は欠かすことができません。社員に対しては、まず今後どのような仕事をしていきたいのか目標を持ちその実現のために何をすべきか計画を立てなければなりません。これがキャリアプランであり人材育成のスタートになります。コーチングなどの人材育成の手法やその評価手法を適切に機能させることにより人材の価値は向上し、店舗運営に大きな力となることは言うまでもありません。
 また、店舗で共に働いてくれるパートやアルバイトの育成も重要な人材育成の課題です。採用の計画から面接、トレーニング、リテンション、モチベーション、勤務評価、退職と多くの要素を含んでいます。
 この章ではこれらに関してそれぞれに実践的な解説を行い、効果的な人材育成と店舗運用を可能にする内容になっています

店舗管理

 店舗を預かる店長は実質的に店舗を管理しなければなりません。実際には販売内容によって内容は多少異なりますが、まずその第一歩は「安全管理」です。何をおいても店舗運営でお客さまは勿論のこと、従業員にも事故はあってはいけません。そのことを念頭に管理されなければなりません。
 お客さまに提供する商品について考えれば「品質管理」を欠かすことはできません。食を扱う業種であれば、これに加えて「衛生管理」が極めて重要な管理項目になってきます。また、店舗を運用する為には電気やガス、水といった水光熱の利用が絶対に必要になります。また同時にそれらによって運転される設備の管理も出て来ます。「水光熱管理」=「ユーティリティー管理」や「設備管理」は店舗を最大限に効率化した状態で運用する上で重要な管理項目といえます。また、いかなる業種においても商品や材料の在庫を持たなければならず、「在庫管理」は日々の重要な管理業務といえます。その他にも企業の社会的な責任の遵守とは店舗においても同様で、「コンプライアンス」や「環境対応」も店長の重要な管理項目になります。
 これら多くの管理項目は全て店舗の価値を維持し向上させるために欠かすことができないものです。それが店舗の信頼を確実なものにし、顧客満足度の向上に繋がり、来店客数を増やし、売上を伸ばして、健全な利益を確保することになるのです。

出題範囲

試験内容は、店長として必要な総括的な能力を、全5分野に集約してあります。 
それぞれの分野から、20題すつ出題され、合計100問となっています。

出題項目 出題範囲
1 目標管理 11 目標管理とは?
12 目標設定の考え方
   ■ 全社の方針、戦略及び目的を考慮して
■ 店舗のビジョンを考える
■ 求められる役割を考慮して
13 目標設定の手法
   ■ 目標の種類
■ 目標に含むべき5要素
■ 年間計画の作成
14 目標管理の手法
   ■ 目標のブレイクダウン
■ 目標の進捗管理とマネジメントサイクル
■ ミーティングの活用
2 予算管理 21 予算管理とは
22 固定費と変動費
23 勘定科目とは何か
24 PLは何を意味するのか
   ■ PLから分かること
■ PL構造
■ その他
3 マーケティング&サービス 31 マーケティングとは...
32 マーケティングの手法
  ■ 市場の把握
■ 商品知識
■ その他
33 サービス
  ■ 顧客心理
■ ホスピタリティー
■ その他
34 LSM
  ■ 自店舗分析
■ 事例紹介
■ 評価・分析
4 人材育成 41 人材育成の重要性
42 社員育成
  ■ キャリアプラン
■ 人材育成と評価
■ その他
43 パート育成
  ■ 採用計画
■ 面接
■ その他
5 店舗管理 51 労務管理
52 安全管理
  ■ 防火管理の基本
■ 現金管理
■ その他
53 衛生管理
  ■ 品質管理とは
■ 衛生管理
■ 食中毒とは
54 設備管理
  ■ 設備管理の基本
■ 機器トラブル対処の基本
■ 清掃の基本
55 在庫管理
  ■ 在庫管理の目的
■ 出荷状況の把握
■ その他
56 ユーティリティー管理
  ■ 使用量の分析
■ タイムマネージメント
■ その他
57 環境対応
  ■ 店舗が考慮すべき環境対策
■ 廃棄物の種類
■ その他
58 コンプライアンス概論
  ■ コンプライアンスとは何か
■ コンプライアンスの実例

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